サンワサプライ 非接触放射温度計 CHE-TN430を買った(レビュー)
サンワサプライの放射温度計を購入しました。
自宅の寒さの原因を探るためにサーモグラフィーを購入したかったのですが、簡易的なFLIR ONEでも4万円程度と結構お高いので、とりあえずはピンポイントで測れる放射温度計で我慢。
非接触放射温度計とは?
あらゆる物体はその温度に応じた量の赤外線を放っているのですが、その赤外線の量を測る事で、物体に触れる事無く温度を測れるのが放射温度計です。
小型放射温度計には大きく2種類あり、測定距離によって選ぶ
「手のひらに収まるぐらいの『ポケット型』」と、「握って使う『ガン型』」
ポケット型は1,000円から3,000円程度と手頃な値段で、とてもコンパクト。
対してガン型は安い物でも5,000円以上して、サイズもポケット型よりずっと大きい。
安くて小さいポケット型の方が良いように思いますが、実は違いがあります。
ポケット型は測定範囲が1(距離):1(直径)。物体から1メートルの距離で使うと、直径1メートルの範囲の温度を測るという事です。
つまり、ピンポイントの温度を測りたければ、物体に十分近づく必要があります。測りたい対象が手元にあれば問題ありませんが、天井など高いところの温度を測るには不便です。
機種によって違いますが、今回購入したガン型の場合は測定範囲が12(距離):1(直径)。物体から1.2メートルの距離に離れても、測定される範囲はわずか直径10センチです。
測りたい物体のすぐ近く、20センチぐらいまでの距離で測るならポケット型で十分ですが、それよりも離れて測るならガン型が必要でしょう。
サンワサプライ CHE-TN430
さて、今回はガン型の非接触放射温度計「サンワサプライ CHE-TN430」を購入しました。NTT-X Storeの期間限定クーポンで3,980円と安かったからです。
https://nttxstore.jp/_II_SW15025565
輸入品でもっと安い製品もありますが、計測器なので国内メーカーが販売している物を選びました。とは言っても、どこか海外メーカーのOEMだとは思いますが。
さて、届いたパッケージを見ると、明らかに海外メーカーの製品だとわかります。どこのメーカーで製造されているのでしょうか?
裏面にはサンワサプライの定格表が貼られています。
パッケージを開封すると、製造元の物と思われるEANバーコードが!
これを手がかりに検索したところ、台湾 Radiant Innovation Inc.の計測器ブランド「ZyTemp」の「TN430L0」だとわかりました。型番そのまんまですね。初めて聞いたメーカーでしたが、ウェブサイトを見る限りではそれなりに信用できそうです。
付属の東芝アルカリ乾電池にJANコードが付いているのが謎です。業務用じゃないんだろうか?
電池ボックスの中央にテストランドが見えますが、特に興味は無いのでスルーします。
受光部は乳白色です。小さい穴はレーザーポインタで、測定箇所が狙いやすくなります
中央のMODEボタンを押すと放射率を0.95と0.7の二段階で切り替えられますが、通常は0.95で問題無いと思います。
左端の何も書いていないボタンは、サンワサプライ版では機能しません。摂氏と華氏の切り替えボタンかな?(サンワサプライ版は摂氏に固定)
トリガーを握ると1秒程度で温度が測定され、トリガーを握り続けている限りリアルタイムで数値が更新されます。下段のMAXはトリガーを握り始めてから現在までの最高値がホールド表示されます。
右のLOCKボタンを押すと、トリガーを握らなくても常時計測し続けるモードになります。
使ってみて
3個のボタンは通常触る必要が無く、トリガーを握るだけで簡単に使えました。トリガーを握っている間は温度がリアルタイムで表示されるので、部屋の床面温度が窓に近づくほど低くなっている事などを直感的に知る事ができます。サーモグラフィーなら更にわかりやすいのでしょうが高価ですから、約4千円の放射温度計で目的を達成できて良い買い物でした。
使ってみて(2021/1追記)
書き忘れていたのですが、この製品は充電池との相性が悪く短時間で電池切れ表示が出て使えなくなるため、アルカリ電池での使用をおすすめします。
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